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今日も昼寝する為に図書室へ来た

「あれ?先輩今日は居ないのかな」

いつも細魚が座っている席には誰もいなかった

「まっ、いっか」

そう思い昼寝スペースへ向かうと細魚が居た

「何でここに座って居るんですか?」

「えっ?いつも起こさなきゃ駄目だから今日からここで読む事にしたんです」

「そう言われても・・・その椅子を使って寝るんですけど・・・」

「ですからはい、どうぞ」

そう言って細魚は自分のスカートをはたき脚を叩く

「膝枕ですか?」

「はい」

細魚はハッキリ言った

驚いた俺は思考が纏まらないで居た。すると

「嫌いですか?膝枕」

「いや、そう言う訳ではなくてですね・・・何と言ったらいいのか・・・」

しどろもどろに答える俺に細魚は言う

「嫌じゃなきゃ・・どうぞ」

そう言って再び勧める

「・・・では、お言葉に甘えて」

俺は仕方なく膝枕させて貰った

数分後、寝る事が出来ない俺

(どうしたものか・・・)

図書室で二人きりしかも自分は膝枕で寝ている

(だ〜考えがまとまらねー)

仕方なく起きる事にした

「どうしたのですか?」

「いや、その、今日はあまり眠たくないんですよ」

しどろもどろに言う俺

「そうですか・・・残念です」

「?」

俺は結局本を読む事になった

 

たまには昼寝せずに話でもしようと思い話しかけてみた

「そう言えば先輩はいつもどんな本を読んでいるんですか?」

「そうですね・・・色々読みますよ」

・・・会話終了

普段小説なんか読まない俊樹に細魚と話を合わせる事なんて出来ない

そこで方向を変えてみる事にした

「先輩のお薦めの本って何ですか?」

「それでしたら・・・」

そう言って細魚は色々な本について力説する

初めはノンフィクションの小説だったが推理本、SF本、伝記、果てはオカルト本まで様々であった

「・・・ですね」

俊樹は細魚の力説に圧倒されていた

「そっ、そうですか・・・それにしても好きなんですね。本が」

「ええ、本は色んな知識を教えてくれます」

「でもそれって机上論で終わる様な気がしますね」

「どうしてですか?」

「ほら、科学の実験とかと一緒で実際にやってみないと分からない事って言うのもあるじゃないですか」

「そうですね」

「俺は本を読む事より実際に体験した事の方が経験になると思います」

「でも、知識として覚えて置いて損はないでしょ」

「まぁ、そうですけど・・・」

「それに私だってただの知識としておく事はしないです」

「何か・・・尊敬します」

「でも、どんな事でも実際に行動に移して経験を積んでいる菊間君の方が私は偉いと思います」

「そうですか?」

「だって先入観無しで出来るのだから新鮮ですし忘れないでしょ。勿論、良い意味ですよ」

その言葉を聞いた俊樹はある事を思いついた

「先輩ってカフェに行った事はありますか?」

「いえ、無いです」

「じゃあ、今から行きませんか?」

「・・・そうですね、行きましょう」

そう言って2人はカフェへ行く事にした